皆さんはテントを長持ちさせるためにはどんなことに気をつけなければ良いかご存知でしょうか?
フレームが曲がったり破損しないように注意したり、天幕が破れないように気を付けたりと使用する時に取り扱いに注意することは皆さん意識されていると思います。
しかしテントは保管の仕方でも劣化や破損の原因になってしまうことがあります。今日はテントをより長く使用するための保管方法についてご紹介します。
保管の前に!汚れはきちんと落とそう
テントは屋外で使用することが多いかと思いますが、突然の雨でテントが濡れてしまったり砂ぼこりなどで汚れてしまうことも多くあるのではないでしょうか?学校の校庭や公園などでのイベントの際にはフレームの足に土や草が付着して汚れてしまうこともあります。そんな時に皆さんはどのようにお手入れしていますか?お手入れの差がテントの寿命にも大きく関わてきます。今日は少しでも長く綺麗にテントをお使いいただけるよう、お手入れ方法をご紹介します。
①雨や土などで汚れた場合は天幕を洗う
天幕はUV加工や防水加工などテントを機能的に使える加工が施されています。軽い汚れは濡らしたタオルなどで汚れを拭き取りましょう。しかしひどい汚れの場合はしっかりと洗浄して下さい。その際には使う洗剤などにも注意が必要です。
使用できる洗剤・・・中性洗剤のみ!!
(塩素系やアルカリ性の洗剤を使用すると表面の加工がはがれてしまったり天幕を傷つける恐れがありますのでご注意下さい。)
②濡れた天幕はよく乾燥させる
雨に濡れたり、手洗いした後濡れた天幕はよく乾燥させることが大切です。乾いた布で水分を拭き取り、さらに陰干しで裏表ともによく乾かして下さい。
③フレームの汚れを落とす
フレームも汚れたまま片づけてしまうと傷がついたりサビの原因になります。汚れが軽い場合は乾いた布などで拭き取って下さい。また柱に付着した土などが拭き取りだけでは取れない場合は柔らかいブラシなどを使い水洗いします。水洗い後は素早く水分を拭き取り、よく乾燥させて下さい。(水分がついたままにするとサビの原因になりますので必ず乾かしてから収納して下さい。)
劣化しないために、重要な保管場所選び
テントは湿気に大変弱いです。湿度が高い場所で保管をすると天幕にカビがはえてしまったり、フレームがサビついてスムーズに開閉できなくなって破損の原因にもなりますので保管場所には注意が必要です。湿気取りや乾燥剤を使用したりして湿気対策するのもおすすめです。
また、長期間しまいっぱなしもテントの劣化を進めてしまう場合があります。特に文字入れをした天幕は定期的に広げなければ文字入れ部分同士がくっついて剥がれてしまう場合もございますので注意が必要です。
<保管場所を選ぶ際は・・・>
☆高温多湿を避ける・・・高温になる場所や湿度が高い場所では天幕が痛んだり、フレームが錆びたりする可能性がありますのでご注意下さい。
☆直射日光を避ける・・・直射日光が当たる場所での保管は劣化を早めてしまう恐れがありますのでご注意下さい。
☆風通しの良い場所で保管・・・なるべく風通しの良い場所に保管したり、定期的に広げて乾かしたりすることでテントを長持ちさせることができます。
この様にあまり知られていませんが保管の場所や方法を間違ってしまうとテントが痛む原因になります。より長くテントをご使用いただくためにも上記の3点に気を付けて保管することをおすすめします。
やってはいけない3つのNG行動
また、カラー天幕の場合は色あせの原因にもなりますので保管場所には十分注意が必要です。屋内でも窓の近くなどで日が当たる場所や、高温になる場所は避けましょう。
今まで間違った保管方法はしていなかったでしょうか?お手入れや保管の仕方でテントの劣化を防ぎ、より長くお使いいただくことができます。
テントの機能を最大限に生かすためにも大切なことです。テントの片づけの際はぜひ参考にしてみて下さい。